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京都府スタジアム着工先送り 天然記念物調査でさらに1年

京都府の球技専用スタジアム建設予定地。アユモドキの生息場所に隣接している(京都府亀岡市)
京都府の球技専用スタジアム建設予定地。アユモドキの生息場所に隣接している(京都府亀岡市)

 京都府は、亀岡市で建設する球技専用スタジアム計画について、4月に予定していた本体工事の着手を先送りする方針を10日までに固めた。予定地周辺に生息する国の天然記念物アユモドキに関する影響調査分析が長引いていることが要因で、2016年度当初予算案での本体工事費計上を見送った。スタジアム計画は以前の予定を1年延ばして4月着工の予定だったが、さらに遅れ、1年程度先送りされる可能性が高まっている。

 スタジアム計画では、昨年6月府議会で実施設計費2億円と、16年度以降の予算で事業を優先的に枠取りする債務負担行為による本体工事費154億円を含めた補正予算を可決。府は、実施設計と工事を併せて担う業者を決め、当初予算案に本体工事費の一定額を計上する方針だった。

 だが、昨年11~12月に評価が出る予定だったアユモドキの影響調査について、環境専門家会議がデータ分析を慎重に進めており、最終評価が2月末以降にずれ込む見通しとなった。このため府は、受注業者の入札を進められず、17日開会の2月府議会での工事契約案件提出や、工事費の当初予算案計上を見送った。

 スタジアム計画は14年6月に、従来の日程を1年延ばし、今年4月の着工、18年3月までの完成を目指していた。工事契約と予算の議決は6月の府議会以降になる見通し。

 府幹部は「環境保全とスタジアム開発の両立を図るため、環境影響調査の分析だけでなく、その後の設計や工事も慎重に取り組みたい。着工は、少なくとも1年ほど遅れる可能性がある」としている。

【 2016年02月10日 16時00分 】

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