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看護師、医療過疎地でどう働く? 京都・綾部で実証実験へ

 医療過疎の中山間地域で看護師を受け入れる実証実験が綾部市で来年度に行われる。お年寄りの健康相談のほか、食事支援や買い物代行をし、高齢化した地域社会を支えるという臨床以外の新しい働き方を模索する計画だ。地域の健康の担い手確保と若者定住策として市も支援する意向で、参加する看護師を募っている。

■地域で暮らし、健康相談や買い物代行も

 計画では、来年4月から1年間、市東北部の奥上林地区(9月末の高齢化率61・0%)と、中央部の西八田地区(同37・4%)で看護師2~3人が生活。地域に開設する窓口「むらの保健室」を拠点に、地域の未病対策として健康相談や地域巡回を行う。高齢で車を持てない「買い物難民」の購買代行や食事支援も実施。地域で求められる看護師像を探り、中山間地でも単独で自活できるモデルの構築を目指す。

 地域コミュニティーの人材育成を図るボノ株式会社(東京)が取り組む。綾部市は看護師の住まいや生活費などの支援を検討している。綾部で2年以内にモデルを確立し、10年間で全国約100カ所での導入を目指すという。

 常勤看護師の離職率は11%程度で、多い夜勤や賃金の低さに課題があるとされている。新しい看護師の働き方として、同社は地域と関わりながら住民の健康施策を担う「コミュニティナース」の育成を目指しており、中山間地医療に課題を抱え、人口減に悩む市との思惑がかみ合った。8月には看護師や保健師資格を持つ12人が2泊3日で市内に滞在し、健康相談や巡回訪問をして地域住民と交流、好評を博していた。市は「地域を担う存在として定着してほしい」と期待する。

 2~3人を募集する。希望者は12月15日までに「コミュニティナース育成プロジェクト」のホームページから申し込む。

【 2016年10月23日 09時05分 】

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