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「熊本頑張れっ」聞こえた 復興の思い背負い16位、女子駅伝

レース後に県人会から振る舞われたラーメンを食べ、雪で冷えた体を温める熊本チームの選手たち(15日午後3時半、京都市右京区・西京極総合運動公園)
レース後に県人会から振る舞われたラーメンを食べ、雪で冷えた体を温める熊本チームの選手たち(15日午後3時半、京都市右京区・西京極総合運動公園)

 「熊本頑張れっ」。沿道の声援が、若い選手を後押しした。熊本チームは昨年の成績を一つ上回る16位でフィニッシュ。大雪に見舞われた悪条件の中、熊本地震からの復興を目指す故郷の思いを背負い、都大路を全力で駆けた。出身者でつくる県人会のメンバーらは「期待以上の走りで感動した」と拍手を送った。

 選手の多くは地震の影響で練習拠点が使えなくなり、走り込みができない時期が続いた。熊本市内の実家が全壊した杉本誠コーチ(47)は「調子が万全じゃない選手もいたが、誰もレースを諦めなかった」とたたえた。

 3区の堤好伽さん(15)=山鹿中3年=が区間5位と好走し、6区の福田妃加里さん(19)=肥後銀行=は区間賞を獲得した。福田さんは地震の後、数カ月間も一人では眠れなかったという。昨夏には右足の疲労骨折も重なり、不安な日々を過ごした。表彰式ではほっとした表情を見せ、「無心で走った。沿道から『熊本頑張れ』の声が聞こえた」と明るく話した。

 京都熊本県人会のメンバーはレース開始の4時間以上前から、競技場のスタンドに集合。雪かきして陣取った約60人が声援を送った。レース後は「ふるさと屋台村」で、出来たてのラーメンを振る舞った。内田憲幸会長(77)は「古里には避難所暮らしが続いて苦しい思いをする人がいるが、元気を与えてくれた」と笑顔で力走をねぎらった。

【 2017年01月16日 12時00分 】

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