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オールの代わりに、ペダルでビワイチ 京都大ボート部

琵琶湖周航の歌資料館近くの今津港に建つ歌碑を訪れた京都大ボート部の現役部員たち(滋賀県高島市今津町)
琵琶湖周航の歌資料館近くの今津港に建つ歌碑を訪れた京都大ボート部の現役部員たち(滋賀県高島市今津町)

 「琵琶湖周航の歌」の誕生から6月で100年になるのに合わせ、歌い継いできた京都大ボート部の現役部員たちが16日、自転車で琵琶湖を一周する「ビワイチ」に挑んだ。オールに代えてペダルをこぎながら、今津や竹生島など歌詞に登場するゆかりの地を巡り、叙情豊かな名曲の世界観に触れた。

 周航の歌は1917(大正6)年6月、旧制第三高水上部(現京大ボート部)の小口太郎がボートで琵琶湖一周する途中に立ち寄った滋賀県高島市今津町の宿で、自作の詩を当時流行していた「ひつじぐさ」のメロディーに乗せて歌ったのが始まりと伝わる。代々受け継がれ、現在も懇親会で合唱するほか、新入部員は夏に3泊4日の周航を経験する際に歌詞を覚える。

 部では毎年この時期に自転車で京都の社寺などを巡っており、今年は周航の歌誕生100年にちなんで琵琶湖一周を計画。ただ、競技シーズンに向けた練習もあるため、1日で回れる自転車での「周航」を決めた。

 この日は2~4年の部員やマネジャー40人が参加し、2グループに分かれて行動した。故障者らは4番の歌詞に登場する竹生島(長浜市)に船で渡り、湖上の景色に思いをはせた。一方、自転車組は早朝に大津市の部艇庫を出発すると、反時計回りで北上。寒風と時折小雨も混じる中、湖畔の自然美を眺めながら長命寺(近江八幡)や彦根港(彦根市)などゆかりの地に建つ歌碑を訪ねた。

 今津町で合流した一行は琵琶湖周航の歌資料館(同町)を見学し、歌詞の変遷や小口の人となりを伝える資料に見入った。主将の3年鈴木康太さん(22)=京都市左京区=は「周航の歌は、部員それぞれの思い出とともにある。これからも部の伝統として受け継いでいきたい」と話し、歌の存在の大きさを再認識していた。

【 2017年03月17日 12時42分 】

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