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琵琶湖の外来水草、京都に拡大 鴨川や宇治川で確認

鴨川のくいな橋下流で確認されたオオバナミズキンバイ(中央)=滋賀県提供
鴨川のくいな橋下流で確認されたオオバナミズキンバイ(中央)=滋賀県提供

 琵琶湖に大量繁茂する特定外来生物の水草オオバナミズキンバイが、宇治川や琵琶湖疏水を経て京都府宇治市や京都市でも確認されたことが、15日に滋賀県が開いた琵琶湖外来水生植物対策協議会で報告された。オオバナミズキンバイはちぎれた茎からも増える強い増殖力があり、県は琵琶湖から流れ出た茎などから分布が拡大したとみている。

 7日に県職員らが大津市の瀬田川洗堰下流の瀬田川・宇治川と、琵琶湖疏水が注ぐ鴨川のうち京都市南部を目視で調査した。瀬田川では洗堰下流側すぐの地点(大津市南郷)と、大石川との合流点(同市大石淀)、宇治川では関西電力宇治発電所の排水路(宇治市宇治山田)で生育を確認した。鴨川ではくいな橋の下流側(京都市伏見区竹田流池町)でも見つけた。

 川は水位や水流の変動があるため大増殖する可能性は小さいとみられるが、「いずれも琵琶湖から定着したと推察される。増殖力の強さから、予断を許す状況にはない」(県自然環境保全課)とみる。

 一方、琵琶湖のオオバナミズキンバイの生育面積は2015年度の約20万平方メートルから、16年度は約13万平方メートルに減少した。16年度は前年度の6倍を超す3億3千万円あまりをかけ、官民で除去と除去後の監視を強化したことが生育面積の縮小につながったという。

 同課は「琵琶湖下流の状況については、国土交通省や京都府、環境省に情報提供して注意喚起したい。県としては琵琶湖や湖に注ぐ河川、内湖の除去対策に一層力を入れる」としている。

【 2017年06月16日 08時21分 】

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