出版案内
福祉事業団

福島のダム湖に放射性物質蓄積 大津、国立環境研シンポ

福島県での放射性セシウムの蓄積などについて講演があったシンポジウム(大津市・びわ湖ホール)
福島県での放射性セシウムの蓄積などについて講演があったシンポジウム(大津市・びわ湖ホール)

 国立環境研究所(茨城県つくば市)の公開シンポジウムが16日、大津市のびわ湖ホールで開かれ、気候変動や生態系など、研究員の最新の研究成果が市民に披露された。

 政府機関の地方移転の一環で、今年4月に同研究所の琵琶湖分室が滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(大津市柳が崎)に開設されたことを記念し、初めて湖国で開かれた。約250人が参加し、安心・安全な環境づくりをテーマに6本の講演と20のポスター発表があった。

 福島第1原発事故による水中の放射性物質を調査している林誠二・福島支所研究グループ長は、放射性セシウムが流れ込んだ福島県東部の川の現状を報告。森林からの放射性物質の流出率は年間0・1%と小さいが、大部分はダム湖の湖底に蓄積しているといい、イワナやヤマメなどの体内で数千倍に濃縮され、出荷規制値を上回る可能性が生じていると指摘した。「川の放射性物質濃度は飲料水の基準値を大幅に下回っているものの、生物の体内で濃縮されるため、モニタリングの下限を下げることが必要だ」と話した。

 ポスター発表では、琵琶湖分室が県センターの研究員らと共同で取り組む、水質と生態系研究の概要などが紹介され、多くの市民が熱心に質問していた。

【 2017年06月18日 22時34分 】

ニュース写真

  • 福島県での放射性セシウムの蓄積などについて講演があったシンポジウム(大津市・びわ湖ホール)
京都新聞デジタル版のご案内

    地域のニュース

    全国のニュース

      政治・社会

      眞子さま、ハンガリーから帰国
      秋篠宮さまと

      20170823000021

       ハンガリーを訪れていた秋篠宮さまと長女眞子さまは23日、羽田空港着の民間機で帰国された..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      イチローは1安打3打点
      田沢は1回1失点

      20170823000026

       ▽フィリーズ―マーリンズ2試合(22日・フィラデルフィア) ダブルヘッダー第1試合でマー..... [ 記事へ ]

      経済

      待ってたで、新米! 滋賀・高島、「ハナエチゼン」初出荷

      20170823000037

       滋賀県内のトップを切り、本年度産「ハナエチゼン」が22日、高島市今津町日置前のJA今津..... [ 記事へ ]

      観光・社寺

      厄よけ祈願、参拝者にぎわう 滋賀・木之本地蔵院で「大縁日」

      20170823000038

       滋賀県長浜市木之本町木之本の木之本地蔵院で22日、恒例の大縁日が始まった。境内や門前は..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      違法薬物、危険性伝えて 京都、現役刑事が小学校で講演

      20170823000036

       違法薬物の危険性について理解を深める教諭対象の研修会が22日、京都市右京区の嵯峨小で開..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      脳科学で子どもの能力開発 京都で産学公プロジェクト

      20170822000199

       京都府が、企業や研究機関、NPO法人と連携し、脳科学などの最先端技術を活用して子どもの..... [ 記事へ ]