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「大谷探検隊」調査で連携 龍谷大と中国・旅順博物館が協定

友好協定に署名した能仁センター長(右から3人目)と王館長(同4人目)ら=京都市伏見区・龍谷大
友好協定に署名した能仁センター長(右から3人目)と王館長(同4人目)ら=京都市伏見区・龍谷大

 龍谷大世界仏教文化研究センターは30日、中国・旅順博物館と学術交流に関する友好協定を結んだ。龍大と旅順博物館はともに、20世紀初めに仏教伝来を探るために中央アジアを調査した「大谷探検隊」の収集品を多く所蔵しており、連携の上で調査研究を進める。

 大谷探検隊の収集品は、日本、中国、韓国に分散しており、龍大がうち約9千点、旅順博物館が約2万6500点をそれぞれ保管している。龍大は同博物館との共同研究を2002年から進めてきたが、旅順には09年まで外国人の立ち入り規制があったために大きな制約があった。

 協定では、協力事項として▽刊行物や研究資料の交換▽シンポジウムなどの開催▽研究者間の交流―を掲げ、両者が組織としてこれまで以上に連携を深めていくことが確認された。

 締結式には、龍谷大の能仁正顕・同センター長や入澤崇学長、旅順博物館の王振芬館長らが出席し、入澤学長は「旅順博物館の所蔵品のうち、十分な整理ができていない美術品やミイラなどの研究に力を入れたい。旅順は日露戦争の舞台でもあり、日本の近代史を見直すきっかけにもしたい」と語り、王館長は「両者の友好関係の上で進めてきた研究をさらに発展させたい」と抱負を述べた。

【 2017年06月30日 22時59分 】

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