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輝く鳳凰、船鉾の天水引新調 祇園祭

新調された船鉾正面の天水引(右)。奥はこれまで使われていた天水引=3日午前9時10分、京都市下京区・船鉾町会所
新調された船鉾正面の天水引(右)。奥はこれまで使われていた天水引=3日午前9時10分、京都市下京区・船鉾町会所

 祇園祭の船鉾(京都市下京区新町通綾小路下ル)は3日、復元新調した天水引をお披露目した。手刺しゅうで表現された真新しい鳳凰(ほうおう)が、前祭の巡行を見守る。

 鉾正面の唐破風の下に飾る天水引で、「緋羅紗(らしゃ)地雲鳳凰図」と呼ばれる、縦約60センチ、横約150センチの織物。これまで、1834(天保5)年製を使ってきたが、傷んできたため、2015年、川島織物セルコンに制作を依頼した。

 刺しゅう家の樹田紅陽さん(69)が手掛けた。鳳凰の部分は立体的に見えるよう、和紙や綿を入れ、絹糸や金糸で刺しゅうを施した。目には迫力を増すよう、ガラスを入れている。13日の曳初(ひきぞ)めから使用する。

 祇園祭船鉾保存会の丸橋博之常務理事(65)は「大変美しいものができた。巡行では優雅さを感じてもらいたい」と話す。

 また船鉾は同日、巡行で使用する新旧の面の無事を確認する「神面改め」を行った。室町中期の本面と江戸時代作製の写し面のそれぞれを木箱から取り出し、口に懐紙をくわえた古川雅雄理事長(80)らが約50秒間、二つの面を掲げて、無事を確認した。

 17日の巡行では、ご神体人形には写し面を付け、本面は保存会役員が携えて鉾に乗り込む。

【 2017年07月03日 14時00分 】

ニュース写真

  • 新調された船鉾正面の天水引(右)。奥はこれまで使われていた天水引=3日午前9時10分、京都市下京区・船鉾町会所
  • 神面の本面(左)と写し面を掲げて無事を確認する保存会の役員ら(3日午前10時22分、京都市下京区・船鉾町会所)

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