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角膜白濁、不要タンパク質が原因 同志社大教授ら解明

 角膜が白濁して視力が低下する病気「フックス角膜ジストロフィー」の病態を解明することに、同志社大生命医科学部の小泉範子教授や奥村直毅准教授のグループが成功した。角膜内皮細胞の内部で不要なタンパク質が大量に作られ、細胞死が起きていた。病気の予防や治療のための目薬の開発につながる成果で、米科学誌で26日発表した。

 国内に約1万人の患者がいるとされるフックス角膜内皮ジストロフィーは、角膜内皮の機能が損なわれるために発症する病気で、角膜移植しか治療法がない。新たな治療法の開発のためには、角膜内皮でどのようなことが起こっているかを詳しく解明する必要があるが、これまではよく分かっていなかった。

 グループは、患者の角膜内皮を解析した結果、コラーゲンなどの不要なタンパク質が多く作られていることを確認した。その影響として、細胞内でタンパク質の品質管理を担う小胞体に不要なタンパク質が凝集し、角膜内皮の細胞死が引き起こされていることも分かった。

 小泉教授は「今回の成果によって、病気の予防や治療につながる目薬のターゲットができた。細胞レベルでは薬剤の候補が見つかっており、さらに研究を進めていきたい」と話している。

【 2017年07月27日 08時26分 】

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