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宇治川花火、半世紀の歴史に幕 京都、安全対策理由に

夏の夜空を彩った宇治川花火大会(06年8月10日午後7時55分、宇治橋上流)
夏の夜空を彩った宇治川花火大会(06年8月10日午後7時55分、宇治橋上流)

 京都府内最大規模の花火大会で、今夏まで4年連続で中止となっている「宇治川花火大会」について、主催の宇治市などは7日、再開を断念し、今後も開催しない方針を明らかにした。見物客の安全対策にめどが立たないためで、半世紀以上にわたる歴史に幕を閉じる。

 同大会は1961年、宇治川納涼花火大会として始まった。宇治橋下流から毎年8月に5千~7千発を打ち上げ、約20万人が訪れる夏の風物詩として親しまれた。2014年に宇治川の増水で中止して以降、前年の福知山の露店爆発事故を踏まえて主催者が安全対策の検証を続けてきた。

 市によると、検証の結果、見物客の多い宇治橋周辺は大勢の人が安全に集まれる広い河川敷などがなく、道路の封鎖で緊急車両の通行に支障のあることがあらためて浮き彫りになった。課題に対応するには、警備員の増員やフェンス設置など新たに約1700万円の費用が必要になるが、工面も難しいという。

 主催する市と宇治商工会議所、市観光協会の3者は5月、花火の数を100発程度に減らした上で8月に複数回実施する案も示したが、人出の見込みなどを詰められず断念した。今月1日に3者のトップが集まり「今後の花火の打ち上げは実施しない」と決めた。

 花火大会の再開は、昨年12月の市長選で争点の一つになるほど市民の関心は高い。再選した山本正市長も公約に「安全安心な花火大会の開催に向け、オール宇治で取り組む」と盛り込んでいた。

【 2017年12月07日 23時50分 】

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