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マイワシ、30年ぶりの豊漁 京都、理由分からず

記録的な豊漁が続くマイワシ。漁港は連日水揚げ作業に追われている(27日午前9時15分、京都府伊根町平田・伊根漁港)
記録的な豊漁が続くマイワシ。漁港は連日水揚げ作業に追われている(27日午前9時15分、京都府伊根町平田・伊根漁港)

 京都府の日本海沿岸で、マイワシが記録的な豊漁となっている。27日だけで144トン(速報値)が府内で水揚げされ、昨年の年間漁獲量の4トンを大幅に上回った。漁業関係者は「こんなに捕れるのは30年ぶりだ」と驚いている。

 府内のマイワシの漁獲量は1980年代後半をピークに減り続け、近年はほとんど捕れていなかった。今年は伊根町内の伊根漁港と新井崎漁港の定置網で、19日からまとまった量が捕れるようになり、27日は舞鶴市でも水揚げされた。

 府海洋センターによると、同沿岸では連日数十トンを水揚げし、この日までに655トン(速報値)を記録。近年では比較的豊漁と言われた2013年の637トンを超えた。マイワシの日本海沖での資源状態は変化していないが、府内で今年急増している理由は不明という。

 伊根漁港では27日朝、「伊根浦漁業」の従業員らが約60トンの水揚げに追われた。パートの永濱多恵子さん(65)は「漁が増えて港が活気づくのはいいことですね」と話す。

 庶民の魚として親しまれるイワシの豊漁は、料理店や消費者も歓迎している。宮津市内で「いわし鮨(ずし)」を提供する「すし小銭」の従業員安達勤さん(43)は「仕入れ値が下がり、地元産で鮮度の良いものを使って提供できる」と喜ぶ。

 スーパーのさとう宮津店では、1パック6~7匹を300円前後で販売。通常より3割ほど安く、2倍以上の売れ行きという。主婦岩間啓子さん(50)=与謝野町=も「青魚で栄養があり、これだけの量を安く食べられるのはうれしい」と話した。

【 2018年02月27日 23時00分 】

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