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理研のiPS創薬拠点が開所 関西学研都市、京大と連携

理化学研究所が開設したiPS細胞創薬基盤開発連携拠点の実験設備(京都府精華町光台・けいはんなプラザスーパーラボ棟)
理化学研究所が開設したiPS細胞創薬基盤開発連携拠点の実験設備(京都府精華町光台・けいはんなプラザスーパーラボ棟)

 理化学研究所は9日、iPS(人工多能性幹)細胞を使い、大学や企業と共同で新薬開発を進める「iPS細胞創薬基盤開発連携拠点」の開所式を、拠点が入居する関西文化学術研究都市の「けいはんなプラザ」(京都府精華町光台)で開き、施設を公開した。

 理研バイオリソース研究センター(BRC、茨城県つくば市)のサテライト拠点として整備された。BRCは患者約3千人から作成したiPS細胞を京都大iPS細胞研究所(CiRA)などから寄託され、管理と研究機関への提供をしている。

 iPS細胞創薬拠点は1日付けで設立し、チームリーダーとして井上治久・京大CiRA教授が就任した。アルツハイマー病や不整脈などの病態解析と新薬の開発や、薬の副作用として問題になっているけいれんなどが発作するかどうかをiPS細胞で予測する研究を、京大や東北工業大、信州大、企業などと進める。新薬開発と患者への提供までの時間を短縮して事業展開につなげるとともに、安全な薬剤開発を支える。

 式で理研の松本紘理事長は「CiRAや大学、企業と連携し、新しい創薬事業に貢献したい」と抱負を述べ、京大CiRAの山中伸弥所長は「大きなパートナーが(京大の)近くにできた。患者やご家族に一日も早く朗報を届けられることを願っている」と期待を寄せた。

【 2018年04月09日 22時50分 】

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