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インスタ着物女子「伝統は革新で斬新」 京都の図案家発信

着物をビスチェと合わせて着こなす川原さん。斬新なファッションセンスがインスタグラムで注目を集めている(川原さん提供)
着物をビスチェと合わせて着こなす川原さん。斬新なファッションセンスがインスタグラムで注目を集めている(川原さん提供)

 ウサギの耳のような髪形や口紅柄の西陣織の帯、ベルトの帯揚げにサスペンダー。ポップな和装の着こなしで注目を集める着物の女性図案家がいる。京都市北区の川原マリアさん(31)。写真共有アプリのインスタグラムのフォロワー(登録者)は、国内外で5千人を超える。「伝統は革新で斬新。日本のモードはここにある」と世界に向けて発信している。

 川原さんは長崎県出身。デザインの仕事に就きたいと考えていた20歳のころ、「世界に誇れる日本のデザインは着物」と考え、インターネットで探し当てた京都市内のデザイン会社で図案家に弟子入りした。「様式美が凝縮されている」とアンティーク着物に目覚め、自らの着姿をネットで紹介し始めた。

 写真家らの目に留まり、2014年にはJR東海の京都誘客キャンペーン「そうだ、京都、行こう。」の広告に着物姿で登場。16年にはインターネット上で資金を募るクラウドファンディングを元手に、着物の新しい魅力を発信する写真集も発行した。「写真なら1枚で着物の魅力を表現できる」と狙いを語る。

 昨秋には、オリジナルの着物ブランド「MICO PARADE(ミコパレード)」を立ち上げた。「着物を着たことがない人にも、ファッションとして面白い、着てみようかな、と思ってもらいたい」。口紅や夜景の柄の帯、アーガイル模様の着物などをデザインした。問屋でも図案家として働き、古典柄の帯をモダンな配色に変えている。

 図案家を目指す人は少なくないが、修行中は無給などの厳しい条件があるため、多くは辞めていくという。「いろんな人が参入すれば、和装の魅力が高まるはず。将来は自分の力で才能のある人を呼び込めるようになりたい」と夢を抱いている。

【 2018年04月13日 16時05分 】

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