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東九条の小劇場、来春開場へ前進 京都・残り3千万円不足

東九条に計画されている小劇場のイメージ図
東九条に計画されている小劇場のイメージ図

 演劇文化の拠点となる新たな小劇場を京都市南区東九条に計画している演劇関係者らが14日、劇場づくりの前提となる建築物の用途許可申請を来週にも京都市にすることを明らかにした。順調に進めば今夏に着工、来春にも開場できる見通しで、実現へ前進した。ただ、総事業費約1億円のうち残り3千万円がまだ不足しており、「あと一押しの支援を」と呼び掛ける。

 新劇場は「Theatre E9(イーナイン) Kyoto」。不動産会社の八清(はちせ)(京都市)が持つ鉄骨2階建て倉庫を改装し、1階に舞台と約100の客席、2階に控室などを設ける。

 東京五輪を前に建築費が高騰するなど総事業費は想定していた8500万円を超える見通し。このため、当初計画していたカフェやギャラリーをいったん外し、まずは劇場機能に特化した設計に見直した。

 昨夏閉館した小劇場・アトリエ劇研(左京区)のディレクターだった劇作・演出家あごうさとしさん(41)、狂言師の茂山あきらさん(65)らが中心となって一般社団法人「アーツシード京都」を設立。クラウドファンディング(CF)で多くの市民から資金が寄せられ、京都商工会議所など経済界の後援も得られた。

 建物の耐震補強や防音も含めて市と事前協議を重ねており、市建築審査会の審査などが順調に進めば来春にも開場できる予定。

 資金的には残り3千万円を確保するため、寄付を随時募り、秋にも2回目のCFを展開する。

 京都では近年、小劇場が相次ぎ閉館した。14日に劇場予定地で報告会を開いたあごうさんは「幅広い劇団や人材が自由に表現できる場が不可欠。大きな支援を頂き、ここまで来られた。皆さんに愛され、100年続く劇場を何としても形にしたい」と力を込めた。アーツシード京都075(744)6127(平日のみ)。

【 2018年04月15日 11時11分 】

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