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京阪、ホテル開発加速  京都重点に1千億円投資へ

 京阪ホールディングス(HD)は9日、2018度から3年間の中期経営計画と26年度を目標とする長期経営戦略を発表した。京都では観光・インバウンド(訪日外国人)事業をさらに強化。大阪や沿線外地域も含めたホテルや商業施設の開発を中心に今後3年間で1千億円を投じ、収益拡大に結びつける。

 中期計画では、京都を観光の重点投資先に位置付けた。旗艦ホテルとして、JR京都駅(下京区)のそばで建設中の「ザ・サウザンドホテルキョウト」など、同駅周辺で3ホテルを新規開業する。四条河原町では生活提案型の複合商業施設も19年春に開業させる計画で、「1千億円の半分ほどはこれら大型事業が占める」(加藤好文社長)という。グループで運営するホテルの客室は3100室から3年後に5200室まで増える見通しだ。

 市中心部に集中する観光客を分散させるため、洛北-東山-伏見・宇治の南北ラインを「ゴールデンルート」に設定。三条駅前の再開発に加え、中核となる出町柳、中書島両駅の再整備も進める。また、市内を走るバスの混雑緩和に向け、主要観光地を巡回するバスの運行も検討する。

 鉄道は、昨年8月に運行を始めた座席指定の特急車両「プレミアムカー」の平均乗車率が7割と好調なことから、導入拡大を進める。沿線の伏見稲荷などを多く訪れる訪日客の旅客収入も、3年間で約2倍の年20億円に引き上げる。

 同日発表した18年3月期の連結純利益は227億円と6年連続で最高益を更新した。訪日客の増加で旅客輸送が伸び、不動産事業も拡大しており、財務基盤の安定化で投資をさらに積極化する。

 大阪市内で会見した加藤社長は「沿線の大型開発プロジェクトが完了する26年度までは投資がまだまだ必要。財務基盤を多少犠牲にしてでも、将来に向けて資金を投じたい」と述べた。

【 2018年05月10日 08時34分 】

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