選手の学習やセカンドキャリア支援などを表明した京都伏見クラブの関係者ら(京都市内)

選手の学習やセカンドキャリア支援などを表明した京都伏見クラブの関係者ら(京都市内)

 小中学生らのラグビースクールを運営してきたNPO法人「伏見クラブ」は17日、企業と連携し新たなスタイルを目指す「京都伏見クラブ」として再スタートしたと発表した。ラグビースクールに英語の学習支援プログラムを取り入れ、セカンドキャリアを考えるトップ選手の就職を後押しする。社会人チームの結成も視野に入れ、ラグビーを通した幅広い人材交流の拠点づくりに挑む。


 伏見クラブは伏見工高(現京都工学院高)のOBらが2011年に設立。幼児から中学生を対象にしたチームの運営や社会貢献活動を続けてきた。国際化への対応や選手のセカンドキャリア、部活動を指導する教員の働き方改革などスポーツが抱える課題に取り組むため、活動内容を大幅に充実させる。
 学習塾を運営する企業と連携し、来年4月からクラブに所属する子どもの学習支援を始める予定。世界でプレーする機会に役立つように、英語指導も引き受けるという。
 また、トップリーグを退団した選手や大学卒業後も競技を続けたい学生のために、京都を拠点とする社会人チームの誕生を2年後をめどに目指す。就職支援を行う企業が仲介し、選手が働く場所も探す。クラブの子どもを指導しながら、コーチ資格を取得できる環境整備も行う。
 京都伏見クラブの杉本慎治代表は「ラグビーというスポーツの特性を最大に生かした京都のコミュニティーを創造していきたい」と意気込みを語る。伏見クラブの発起人でもある山口良治・京都工学院高ラグビー部総監督は「いつまでもラグビーができる環境をつくろうと考えてきた。新たな設立にご理解をいただき、広く伝えてほしい」と期待を込めた。