「まちのにわ」構想で再整備が検討されている久御山中央公園。噴水は故障している(京都府久御山町田井)

「まちのにわ」構想で再整備が検討されている久御山中央公園。噴水は故障している(京都府久御山町田井)

 京都府久御山町は、同町田井の久御山中央公園の一部を利用して「食」をテーマに町の憩いの場をつくる「久御山 まちのにわ」構想に乗り出した。町の新たなにぎわい創出に向け、学識経験者や地元企業などと意見交換を重ね、3~5年後をめどに実現を図る。

 町は昨年度、公共施設のあり方を見直す一環として、噴水などが故障している同公園や、「まちの駅クロスピアくみやま」(同町森)の活用方法の検討について、京都大の山口敬太准教授(景観設計学)に依頼した。
 山口准教授は、暮らしと産業をつなぎ、町の農産物を発信する拠点を設置する「まちのにわ」構想を提案した。構想では、同公園で移動販売車がランチを提供したり、カフェを設けたりするとした。
 町は構想を基に、約2・5ヘクタールの同公園のうち、北側に位置する庭園など約1ヘクタールを再整備する方針。構想に関して町内の企業に意見を求めた上で、山口准教授や地元農家など約20人でつくる推進プロジェクトをこのほど設置した。
 今年中に、地元野菜を使った食品を移動販売車を使って同公園内で売るイベントなどを実施する予定。町都市整備課は「久御山の特徴である工業と農業を発信しつつ、訪れた人がゆったりと過ごせる場所を目指したい」とした。