日本原子力研究開発機構の原子炉「材料試験炉(JMTR)」で、腐食が見つかった冷却塔を支える木材=10月19日、茨城県大洗町(同機構提供)

 日本原子力研究開発機構の原子炉「材料試験炉(JMTR)」で、腐食が見つかった冷却塔を支える木材=10月19日、茨城県大洗町(同機構提供)

 9月の台風15号で2次冷却塔が倒壊した日本原子力研究開発機構の原子炉「材料試験炉(JMTR)」(茨城県)で、冷却塔を支える木材に腐食が見つかったことが18日、機構への取材で分かった。腐食が原因で木材が強風に耐えられず、倒壊に至ったという。

 機構は過去の点検で腐食の進行を把握していなかった。多数の原子力施設を保有しており、管理態勢を問われそうだ。

 冷却塔は、炉心で発生した熱を大気に放出する木造の設備で、高さ16・5m。台風15号で観測された強風には耐えられる設計だった。だが柱の間に木材を斜めに交差させる「筋交い」で、複数の腐食が見つかった。