OBC高島の選手とともに打撃練習をするンジャイさん(滋賀県高島市・OBC高島室内練習場)

OBC高島の選手とともに打撃練習をするンジャイさん(滋賀県高島市・OBC高島室内練習場)

 野球がほとんど普及していないアフリカ・セネガル出身の選手が今月、社会人クラブのOBC高島(滋賀県高島市)の練習に3週間にわたって参加している。自身の技術向上や母国での普及に夢を描いており、今夏の全日本クラブ選手権で2位に輝いた同チームで「高いレベルでプレーできる機会」と真剣に白球を追っている。


 外野手のイブラヒマ・ンジャイさん(33)。190センチの長身を生かしたスイングと俊足が持ち味。今月中旬の夕方には、雨天で冷え込む中、社会人の選手とともに、室内練習場で打撃マシンを打ち込み、守備練習にも取り組んだ。OBC高島の野原祐也監督は「練習に一生懸命ついてきており、半端な気持ちで来ていない」とたたえる。
 母国では会社の運転手として働く。5年前、青年海外協力隊としてセネガルに赴任していた北大津高野球部の寺嶋祐介監督に初めて野球を教わった。元々ソフトボールに親しんでいたが、「よりポピュラーな野球の大会でプレーしてみたい」との思いを強めた。2015年に初来日し、約2カ月間、高校や社会人チームで練習を積んだ。
 今回は21日までの予定で自費で来日し、OBC高島の寮に滞在しているが、今後、日本で仕事を見つけてより長く滞在して野球を学ぶことを目指す。「プロの選手になるためにベストを尽くす。将来は母国に戻って教えたい」と熱意を語った。