大津地裁

大津地裁

 健診で見つかったがんを告知されず完治が不可能になったとして、大津市の60代男性らが、膳所診療所(同市)を運営する医療法人・滋賀勤労者保険会と医師に約1億2千万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が19日、大津地裁(西岡繁靖裁判長)であり、医療法人側は棄却を求めた。

 男性の代理人弁護士によると、男性は2016年11月に同診療所で健診を受け、がんの診断が出ていたにもかかわらず担当医師から知らされなかった。17年10月に同診療所で健診を受け、胃がんがステージ4まで進行していることが明らかになった。男性は現在も入退院を繰り返して抗がん剤などの治療を続けており、収入の減少などが生じた、という。