畳をたたいてほこりを払う人たち(20日午前7時9分、京都市下京区・西本願寺)

畳をたたいてほこりを払う人たち(20日午前7時9分、京都市下京区・西本願寺)

 1年間のほこりを払う年末恒例の「おすす払い」が20日、京都市下京区の西本願寺と東本願寺であった。合図とともに僧侶や門信徒が竹の棒で一斉に畳をたたくと、広い堂内にほこりが舞い上がった。

 西本願寺では午前7時、長さ約0・4メートルのわら草履を履いた大谷光淳門主(42)が約4メートルのほうきを左右に振るのを合図に約600人が作業を開始。長いはしごをかけて欄間をきれいにしたり、ほこりを大きなうちわであおぎ出したりといった大掃除の風景が見られた。20年近く一緒に参加している滋賀県草津市の女性(83)と女性(77)は「年齢も年齢なので今年が最後の参加かもしれないと思い、一層力を込めました」と話した。

 東本願寺では午前9時すぎに始まった。門信徒ら約200人が横一列に並び、職員の「始め」の合図で竹の棒を振り下ろした。約1時間半後に大谷暢顕門首(89)が約3メートルのほうきで空中に「寿」の文字を書いて終えた。