時代劇の魅力や再興について語り合う(右から)源さん、高良さん、中島さん、進行役のまつむら眞弓さん(京都市中京区・立命館大朱雀キャンパス)

時代劇の魅力や再興について語り合う(右から)源さん、高良さん、中島さん、進行役のまつむら眞弓さん(京都市中京区・立命館大朱雀キャンパス)

 京都市が来年度の創設を予定する「京都映画賞(仮称)」をテーマにしたシンポジウムが22日、中京区の立命館大朱雀キャンパスで開かれた。映画監督の中島貞夫さん(85)や俳優の高良健吾さん(32)、演出家の源孝志さん(58)が、チャンバラの魅力や京都における時代劇の復興について意見を交わした。


 同賞は、優れた時代劇を表彰する作品賞に加え、衣装や結髪といった技術者が対象の技術賞、新鋭監督の発掘を目指す奨励賞の3部門を検討している。
 太秦の東映京都撮影所を拠点に多彩な作品を生んできた中島監督は、時代劇の魅力の一つにチャンバラを挙げ、「日本刀は日本人の精神性の象徴。体の動きや刀の使い方も伴い、あらゆるパフォーマンス芸術の中でも極めて日本的で高度だ」と強調。20年ぶりの長編映画「多十郎殉愛記(たじゅうろうじゅんあいき)」で大立ち回りを演じた高良さんを絶賛した。
 時代劇の再興に向け、源さんは若手俳優の積極起用を提案し、高良さんも「『月9』でやれば面白いし、そうした挑戦ができれば」と応じた。京都映画賞への期待として、源さんは「京都が映画文化の発信地となるために太秦に映画館をつくってほしいし、ローカルな賞ではなく(外国作品も対象にするなど)外に開かれてほしい」と述べた。
 シンポは市が主催し、約250人が参加した。