寄贈された「明智光秀公絵巻」。表装に地元産の藍染めが使われている(亀岡市安町・市役所)

寄贈された「明智光秀公絵巻」。表装に地元産の藍染めが使われている(亀岡市安町・市役所)

 明智光秀を主人公とする大河ドラマが来年放送されるのを記念して、光秀の人物像などを紹介する絵巻物「明智光秀公絵巻」を印刷大手のトッパン・フォームズ(東京都)が制作し、京都府亀岡市にこのほど寄贈した。

 同社は高精細デジタル長尺印刷技術を活用し、国宝の絵巻物の復刻などに取り組んでいる。今年から大河ドラマの主人公を題材とする絵巻を制作し、関連の自治体に贈る活動を始めた。
 光秀の絵巻は、縦40センチ、長さ5・8メートル。丹波攻略を成し遂げた軍略家、亀山城を築き城下町を整備した政治家、和歌や茶の湯を究めた教養家、という三つの側面に焦点を当てた解説文や年表、亀岡市内のゆかりの地の紹介などと、水墨画イラストで構成している。市文化資料館が監修し、2巻制作した。
 表装には、地元産の藍の特産化に取り組む「ほづあい研究所」(保津町)が光秀の家紋のキキョウをモチーフに作った藍染めの裂地(きれじ)を使った。
 この日、同社の米田広宣執行役員らが市役所(安町)を訪れ、「光秀公の功績を絵巻物の形でご覧いただき、特に子どもたちに歴史に興味を持ってもらえれば」と桂川孝裕市長に手渡した。
 絵巻物は、来年1月11日に府立京都スタジアム(追分町)内に開設する大河ドラマ館と、同25日にリニューアルオープンする市文化資料館(古世町)にそれぞれ展示する