滋賀県甲良町役場

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 滋賀県甲良町の野瀬喜久男町長(69)への不信任決議案が12月定例会で議決されたことを受け、野瀬町長は23日に失職した。同日に彦根市内で記者会見を開き、「議会を解散しても(議員の)構成は変わらない」と失職せざるを得なかった理由を述べた上で、出直し町長選に出馬すると表明した。町議選(来年1月26日投開票)とのダブル選になる可能性が高い。


 野瀬町長は今年1月にも町政の混乱を理由に辞職、翌月の出直し町長選で無投票当選している。
 12月13日に提案された野瀬町長への不信任決議案は、税務資料の流出や収支報告書の記載ミスなどの不祥事が相次いだとして、賛成が出席議員の4分の3を満たして可決。地方自治法の規定で、可決から10日以内に議会を解散しなかったため失職した。
 解散の場合、町議選後に招集された議会で不信任決議案が再び出れば、過半数で可決し、失職する。このため、野瀬町長は「選挙で議員が入れ替わる可能性が少ないと思い、死に体にならないように(出馬を)決めた」と失職を選んだ経緯について述べた。
 また、これまでの議会で公共施設の工事契約や人事など重要案件が否決されてきたことも理由に挙げ、「議会といがみあってきた当選からの2年間を精算したい。けじめを付け、少子化など攻めの行政を進める」と無所属で再び町長選に立候補する考えを示した。
 町選挙管理委員会は24日に町長選の日程を決める。