4.大戸川ダム 県、推進へ

三日月大造知事が建設促進を国に求める方針を表明した大戸川ダムの建設予定地(大津市)

 国が本体工事を凍結している大戸川ダム(大津市)について三日月大造知事は4月、「知事として必要と考える。県民の命は重い」と述べ、国に早期建設を求める考えを表明した。京都、大阪を含む流域4府県で国に「凍結」を求めていたが、近年頻発する豪雨被害を考慮し方針転換した。

 建設を巡っては2008年、嘉田由紀子前知事ら当時の4府県知事が「優先順位が低い」として「凍結」を求めることで合意。国は09年、河川改修の状況を検証しながら「実施時期を検討する」とした。

 今回の方針転換について、県は専門家との勉強会で治水上の必要性を確認したためと説明。国や3府県に理解を求めているが京都府は慎重姿勢を崩していない。

5.西武大津 来夏に閉店

来年8月末で閉店する西武大津店(大津市)

 大津初の百貨店として43年親しまれてきた西武大津店が来年8月末で営業を終了することが10月10日、明らかになった。買い物客からは街のランドマーク消滅を惜しむ声が相次いだ。

 1976年、西武グループ創業者・堤康次郎氏ゆかりの県都に開業以来、若者文化や流行のファッションを発信した。92年度には売上高371億円を誇ったが、近隣商業施設との競争激化で2018年度は99億円にまで落ち込んだ。

 特徴的な外観は建築家菊竹清訓氏の設計。土地と建物を取得した長谷工コーポレーションは跡地にマンションを建設する予定。

 西武を傘下に持つセブン&アイ・ホールディングスが構造改革の一環で、収益の低い店の閉鎖を決めた。

6.陸自照明弾の一部 演習場外に落下

照明弾の一部が見つかった畑(高島市)

 高島市安曇川町上古賀の畑で9月19日、近くの陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場から発射された照明弾の一部が見つかった。防衛省近畿中部防衛局によると前日夜に試射したうちの1発が誤って演習場外に落下したといい、目標から南東に2・3キロずれていた。けが人や周囲への延焼はなかった。

 近くの農業男性が見つけ、陸自今津駐屯地に通報したが、防衛省は丸一日公表しなかった。同防衛局の島眞哉局長は「事案の概要調査や関係機関との調整に時間を要した。市には迅速に連絡した」と釈明した。

 同演習場では昨年の実弾射撃訓練でも、迫撃砲弾1発が誤って国道303号近くに落下し、同市の男性が乗っていた民間車両を損壊した。