7.同僚射殺、元巡査に懲役22年

判決を聞く元巡査の男(手前)。左は井本光巡査部長の妻

 彦根市の交番で昨年4月に上司の警察官を拳銃で射殺したとして、殺人罪などに問われた当時19歳の元巡査の男に対する裁判員裁判で、大津地裁は2月8日、「空前絶後の重大事案」として懲役22年(求刑懲役25年)を言い渡した。

 判決は、元巡査が上司から書類の訂正を繰り返し求められ、「できの悪さは親のせいか」と言われて反感を一気に強めたことなどが動機と認定。ストレスで心神耗弱状態だったという弁護側の主張を退けた。滋賀県警に対して「新人育成のあり方が検討されるべき」と異例の言及もあった。

8.越大津市長、3選は出馬せず

今期限りでの退任を表明した越直美・大津市長(大津市・ピアザ淡海)

 大津市の越直美市長(44)が11月14日、記者会見で来年1月の市長選に立候補しないと表明した。2期8年で「当初の市民との約束が達成できた」とし、今任期の満了をもって政界から身を引くと語った。

 弁護士の越氏は2012年に36歳で初当選し、全国最年少の女性市長に。会見では終始笑顔で、小中学校のいじめ対策強化や待機児童の解消、働く女性の支援、民間活力を生かしたJR大津駅ビル開発などに力を注いだと振り返った。

 自らの今後については「1年ぐらいゆっくりして考えたい」と述べた。

9.近江学園 強制不妊関与か

近江学園の男性医師が1952年、少女1人に強制不妊手術をするよう申請した記録

 優生保護法(1948~96年)による強制不妊手術問題で、障害者福祉の父と呼ばれる糸賀一雄が創設した知的障害児施設「滋賀県立近江学園」(湖南市、当時は大津市)の医師が52年に、10代の少女1人の手術を県の審査会に申請していたことが2月に分かった。京都新聞社の情報公開請求を受け、学園内で申請書などの文書7枚が見つかった。県は同法関連の公文書の大半を廃棄済みで、手術実施の有無は不明。県はその後、県立医療機関と福祉施設を再調査し、5月に「(同法に関連する)記録はなかった」との結果を公表した。

10.大津中2自殺、いじめ認定判決

判決後の会見で報道陣に思いを語る男子生徒の父親(2月19日、大津市・滋賀弁護士会館)

 大津市で2011年10月、中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺したのは元同級生のいじめが原因として、遺族が元同級生3人と保護者に損害賠償を求めた訴訟で、大津地裁は2月19日、判決でいじめが原因と認め、元同級生2人に計約3750万円の支払いを命じた。いじめによる自殺は一般的に予見可能という異例の判断も示した。

 判決は、ハチの死骸を男子生徒の口にのせたり、手足を鉢巻きで縛ったりした行為をいじめと認定。元同級生側の「中学生同士の遊び」とする反論を退けた。元同級生2人は控訴した。