京都タクシー本社に完成したLPガス貯蔵施設。災害時には被災者の炊き出しなどに使われる(亀岡市余部町)

京都タクシー本社に完成したLPガス貯蔵施設。災害時には被災者の炊き出しなどに使われる(亀岡市余部町)

 京都府亀岡市余部町の京都タクシー本社でこのほど、LPガス貯蔵施設が完成した。タクシーの燃料に使うほか、災害時には被災者を受け入れ、炊き出しやガス発電による電源確保に活用される。
 2018年9月の台風21号では市内でも長期間停電した地域があり、災害時のライフラインの確保が全国で課題となっている。ガス貯蔵施設を検討していた同社は昨年10月、市と災害協定を締結し、災害時には臨時避難所として開放し、ガスを生かした食事の提供を行うことになった。また、ガス発電設備も併設され、携帯電話の充電や投光器などに活用される。
 完成説明会が現地で行われた。川本恵三社長は「本社で燃料を入れられ、運転手の負担軽減になる。災害時の住民サービスにも協力したい」と語り、桂川孝裕市長は「昨年は鉄道、国道が止まり、『陸の孤島』となった。危機管理対応のエネルギー拠点になる」と感謝した。