ボール争奪戦の練習で体をぶつけ合う京都成章高の選手たち(京都市・同高)

ボール争奪戦の練習で体をぶつけ合う京都成章高の選手たち(京都市・同高)

 27日に全国高校ラグビー大会が花園ラグビー場で開幕する。2大会ぶりにAシードに選出された京都成章は、超高校級の大型FWを柱に悲願の初優勝に挑む。創部以来初めて主将を2人置く体制でチームをまとめ、京都勢としても14大会ぶりとなる頂点を狙う。

 春の全国選抜大会で4強入り。準決勝では3連覇した桐蔭学園(神奈川)に20-21で惜敗しており、今大会のAシードは順当と言える選出だった。初戦は尾道(広島)―仙台育英(宮城)の勝者と30日に対戦する。3回戦は国体で大阪代表を破った石見智翠館(島根)など序盤は実力校との対戦が予想されるが、湯浅監督は「体力的に厳しくても精神的に鍛えられる。大会中に伸びるチームは強い。これ以上ない組み合わせ」と前向きに捉える。
 最大の特長が圧倒的なサイズを誇るFWだ。プロップ岡と両ロックの山本、本橋の身長191センチトリオをはじめ、体重116キロのプロップ西野、フランカー村田とナンバー8延原も180センチを超える長身。ラインアウトやモールに迫力があり、本橋は「持ち味はドライブ力。ボールを持ってゲインラインを突破し、チームに勢いを呼び込みたい」と自信をみなぎらせる。防御への意識も高く、岡は「花園ではタックルで見せるプレーをしたい」と力を込める。
 バックスはSH宮尾、SO辻野の2年生ハーフ団ら能力の高い下級生がそろう。チームをまとめる「ダブル主将」は、冷静なプロップ西村と熱いプレーが身上のフランカー三木。湯浅監督は「主将を決める投票はほぼ同数で、スタッフの間でも意見が分かれた。2人体制が機能している」と信頼を置く。
 花園での最高成績は3度のベスト4。初めてAシードで出場した前々回は準々決勝で敗れた。当時1年の山本は「あっという間に終わってしまった。今年は気持ちに余裕がある。みんなを引っ張っていきたい」と雪辱を誓う。