藤山寛美さんの写真パネルの前に立つ小島慶四郎さん(左端)=2016年撮影、大阪市中央区

藤山寛美さんの写真パネルの前に立つ小島慶四郎さん(左端)=2016年撮影、大阪市中央区

 松竹新喜劇の大ベテランで、故藤山寛美さんの相手役としても親しまれた上方の喜劇役者、小島慶四郎(こじま・けいしろう)さんが23日午後10時5分、老衰のため大阪市内の自宅で死去した。88歳。大阪府出身。葬儀・告別式は26日午後1時から大阪市阿倍野区阿倍野筋4の19の115、大阪市立葬祭場やすらぎ天空館で。喪主は長男慶一(けいいち)氏。

 戦後、京都で映画のエキストラなどをした後、劇団を渡り歩き、1960年に松竹新喜劇に入団。先代渋谷天外さんや寛美さんに芸を学んだ。天性の三枚目役者として、「鼻の六兵衛」の白塗りの殿様役は通算千回を超える当たり役で、舞台に登場するだけで劇場を笑いで包んだ。「お祭り提灯」の金貸し役、「愚兄愚弟」の弟役などでも知られ、松竹新喜劇の黄金時代を支えた。

 近年でも脇役として出演を続け、今年1月の京都・南座公演で、「裏町の友情」の焼き鳥屋役として出演したのが最後の舞台となった。