薬局内に設置された、とろみを付けることができる自動販売機(南丹市日吉町)

薬局内に設置された、とろみを付けることができる自動販売機(南丹市日吉町)

 とろみを飲み物に付けられる自動販売機を、京都府南丹市日吉町保野田の「日吉ゆう薬局」が設置している。高齢者が飲食物を飲み込みにくい「嚥下(えんげ)障害」をとろみで軽減できる、という。
 自販機は自販機運営管理業「アペックス」(愛知県大府市)が開発し、紙コップで販売するコーヒーや緑茶などの飲み物に、植物由来の糖質や食物繊維で、とろみを付ける。とろみは「薄い」「中間」「濃い」の3種類をボタンで選ぶ。
 喉などの筋力が衰えると、食道に送られるはずの飲み物が気管に入ることがある。とろみを付けて、ゆっくりと飲み物を楽しめる。
 近隣の明治国際医療大付属病院と連携して、とろみの意味を伝える「とろみカフェ」も月に一度、実施。担当する神山順・外科部長は「とろみを付ければ、普段通りにコーヒーやジュースを飲める。高齢化社会に向けて、取り組みが広がってほしい」と話した。