「ここ滋賀ショッピングサイト」のウェブページ。実店舗と違い、低迷が続いている

「ここ滋賀ショッピングサイト」のウェブページ。実店舗と違い、低迷が続いている

 東京・日本橋にある滋賀県の情報発信拠点「ここ滋賀」のインターネット版「ここ滋賀ショッピングサイト」の売り上げが低迷している。2018年8月の開設から14カ月間の売り上げは85万円。本年度は目標額(7600万円)のわずか0・6%と厳しい状況だ。

 同サイトでは県産の茶や清酒、ふなずし、信楽焼製品など77事業者の240商品を取り扱っている。県はサイト運営を県中小企業団体中央会に年500万円で委託。販売価格の3割を手数料として事業者に課し、集荷や発送の費用に充てている。
 目標では、開設6年目の売り上げを1億3千万円と設定。しかし初年度実績は約40万円(目標5400万円)、2年目の本年度も昨年10月末時点で約45万円(同7600万円)にとどまっている。100万円以上の高額商品を並べた「ハイプライスコーナー」の近江牛まるごと1頭(453万6千円)や彦根仏壇(2640万円)は、昨年12月初旬まで購入者がなかった。
 低迷の理由について、県ここ滋賀推進室は、サイトの認知度が低い▽取扱商品が少ない▽ギフト商品などの品ぞろえがない―ことを挙げる。自社サイトでの販売に軸足を置く事業者もあり、日本橋の実店舗での取扱商品約2千に比べ、ネット版への出品は1割強にとどまっている。
 県は今後、中元・歳暮向けの商品や、甲賀市を舞台に放映中のNHK連続テレビ小説「スカーレット」の関連商品を扱うことなどを検討している。
 県議会11月定例会議一般質問で、塚本茂樹県議(チームしが)の質問に答えた森中高史商工観光労働部長は「大変厳しい状況」との認識を示し、「県と中央会、ここ滋賀の運営事業者も交えて検討し、売り上げ向上へさらなる取り組みを進めたい」と述べた。