滋賀県警本部(大津市)

滋賀県警本部(大津市)

 スマートフォンなどを操作しながら車を走行させる違反「携帯電話使用等(ながら運転)」を厳罰化する改正道交法が1日に施行された後、滋賀県内で同違反の摘発件数が前年同期の半数以下に激減した。県警は「厳罰化が広く周知され、法改正の効果が出ている」とみている。

 県警交通指導課によると、1~15日の摘発件数は115件で、前年同期258件の約45%となり、大幅に減少した。取り締まりは、例年通り検問や白バイなどで現認によって実施しており、厳罰化の影響でながら運転自体が減ったとみられる。
 ただ、法改正後も、大型トラックの運転手がスマホで音楽を再生しようと画面を注視したまま走行し、信号待ちの乗用車に追突して、乗用車の運転手に軽傷を追わせる事故が県内で1件発生した、という。
 同課の説明では、ながら運転の摘発件数は近年微減傾向にある。2014年には1万1997件だったが、今年は15日までで約7900件で、同年以降では最少となる見通し。また、昨年は約22%が高速道路での違反だった。同課は「減少したとはいえ、全て重大事故につながりかねない危険行為。引き続き事故多発ゾーンや高速道路などで重点的に取り締まりたい」としている。

≪携帯電話使用等(ながら運転)の厳罰化≫

 運転中に携帯電話で通話したり画面を注視したりする「保持」の点数は1点から3点に、実際に事故を起こすなど危険を生じさせる「交通の危険」は2点から免許停止となる6点になった。「保持」は、反則金が普通車で6千円から1万8千円となり、新たに6月以下の懲役刑などが設けられた。「交通の危険」は、刑事手続きの対象となり、「3月以下の懲役または5万円以下の罰金」から「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」となった。