大阪弁護士会は25日、和歌山毒物カレー事件の林真須美死刑囚(58)に支援者が送った信書で、国を被告とした民事訴訟の提訴に関する記述などを大阪拘置所が削除したのは人権侵害に当たるとして、所長に削除しないよう勧告したと発表した。勧告は23日付。

 弁護士会によると、信書は2015年9月24日、拘置所に届いた。林死刑囚宛ての別の信書を拘置所職員が紛失したことを巡り、裁判を起こすよう提案する内容が記されていたが、拘置所は翌25日、この記述部分などを切り取った上で、林死刑囚に信書を交付。弁護士会は、削除行為が裁判を受ける権利や幸福追求権などを侵害していると判断した。