スタンド裏のスペースを利用して設けられたスポーツクライミング施設。リード、スピード、ボルダリングの全3種目とも可能で、国際基準を満たした規模を誇る(京都府亀岡市)

スタンド裏のスペースを利用して設けられたスポーツクライミング施設。リード、スピード、ボルダリングの全3種目とも可能で、国際基準を満たした規模を誇る(京都府亀岡市)

紫色の観客席が並ぶ府立京都スタジアム。芝の養生に必要な日当たりに配慮し、南側の屋根はガラス材を用いている(京都府亀岡市)

紫色の観客席が並ぶ府立京都スタジアム。芝の養生に必要な日当たりに配慮し、南側の屋根はガラス材を用いている(京都府亀岡市)

 来年1月に京都府亀岡市のJR亀岡駅前で開業する府立京都スタジアムの報道機関向け見学会が、25日行われた。府内初の球技専用競技場で、京セラがネーミングライツ(命名権)を取得。「サンガスタジアム by KYOCERA(京セラ)」として、J2京都サンガFCのホームとなる。
 高傾斜のスタンドに約21600席が並ぶ。最前列はピッチとの高低差が1.2メートル、最短7.5メートルの距離で、観客は臨場感を味わえる。最前列から2メートル前に張り出した屋根で全席を覆う構造は「全国初」という。
 ドーピングコントロール室、ウオーミングアップ室など、国際試合の基準を満たす諸室を配置。ホームチームのロッカールームには浴槽も備える。バックスタンドの裏側にはスポーツクライミング施設を設置。トイレは入り口から出口まで一方通行にする「ワンウエー方式」を採用した。
 敷地面積約3万3千平方メートル、高さ約27.6メートルの4階建て。総事業費は、亀岡市が負担した用地購入の約20億円を含めて176億円。スポーツ施設経営「ビバ」とサンガでつくる特定目的会社が指定管理者となる。京セラが毎年1億円を20年支払う契約でネーミングライツを取得した。
 府スポーツ施設整備課によると、年間でサッカーやラグビーなどの試合を50~60日見込み、スポーツ以外のイベントを含めて100日ほどの稼働を想定している。来年1月11日に竣工(しゅんこう)式を行う予定。