減災をテーマにしたかるたで遊ぶ親子ら(東近江市)

減災をテーマにしたかるたで遊ぶ親子ら(東近江市)

 東近江市市辺地区の住民が、減災への理解を深めてもらおうと、被災時の対応や防災グッズを題材にしたオリジナルかるたを制作した。半年間かけて、ひらがな全音分の読み札や絵札のアイデアを出し合った。遊んだ親子たちから「楽しみながら災害への備えを学べる」と好評だ。

 同地区の地元住民らでつくる「市辺地区まちづくり協議会」は、2016年の熊本地震を機に、減災をテーマにしたまちづくり活動を進めてきた。かるたは「子どもにも減災への興味を持ってもらいたい」と、協議会メンバーの榎木貞夫さん(81)を中心に昨年5月から制作を始め、11月に完成した。
 読み札は主に五七五調。「アルファー米 水でつくれる 非常食」「窓ガラス 割れた破片で けがをする」など被災時に役立つ知識や注意すべき点を盛り込む。絵札には、防災ずきんをかぶった人や地震直後に机の下に隠れる様子を描いた。地震災害対策を扱った書籍を参考に、減災に関する知識がわかりやすく伝わる言葉使いやイラストに工夫したという。
 12月に、市内のNPO法人や団体の活動を紹介するイベントでかるたを披露した。小学2年生の娘と遊んだ藤川摩己さん(42)は「子どもとコミュニケーションを取りながら勉強できるのがいい。家で簡単にできる備えにもたくさん気づけた」と話した。榎木さんは「被災時にけが人が一人でも減ることにつながればいい」と願う。
 かるたは同市市辺町の市辺コミュニティセンターで無料で貸し出している。同コミセン0748(22)0203。