当時の地域での暮らしぶりが分かる写真が並ぶ「質美ふるさとアルバム」(京丹波町質美・旧質美小)

当時の地域での暮らしぶりが分かる写真が並ぶ「質美ふるさとアルバム」(京丹波町質美・旧質美小)

 京都府京丹波町質美の「ふるさと写真の会」がこのほど、大正から平成までの地域の写真を載せた冊子「質美ふるさとアルバム」を作った。戦時中の暮らしぶりやにぎわいなど、約100年の歴史が映し出されている。
 同会の高橋八重子さん(70)と松田愛子さん(75)が、地域の文化祭「秋のふれあい祭り」で2年前から古い写真を募って展示を始めたことがきっかけ。質美振興会と協力して作成し、高橋さんは「貴重な歴史を示すもので、後世に残そうと冊子にした」と話す。
 出征兵士のために送った家族写真や、徴兵検査を終えた後の集合写真など戦時中の緊張感を示すもののほか、1945年の終戦後に撮られた国民服と戦闘帽を身に着けた町民や、今は廃校になった保育所や小学校で撮られたものなど71枚を収めた。
 冊子は20部作成。旧瑞穂町の公民館や旧質美小などに置く。質美振興会の大西考作会長(63)は「昔の写真を見ると、家族や地域の強い団結を感じる。振り返るきっかけになったら」と願いを込めた。