昭和30年代の茶の間などを再現した企画展(宇治市折居台・市歴史資料館)

昭和30年代の茶の間などを再現した企画展(宇治市折居台・市歴史資料館)

炊飯器など家電製品の変遷が分かる

炊飯器など家電製品の変遷が分かる

 昭和30年代を中心とした昔の暮らしを、当時普及し始めた家電製品などで再現した企画展が、京都府宇治市折居台の市歴史資料館で開かれている。同館が所蔵する実物141点と写真20点が、来館者を懐かしい暮らしへといざなう。
 小学3年生が社会科で昔の道具と暮らしを学ぶこともあり、同館は毎年、同様のテーマで企画展を行っている。昭和30年代の暮らしを2018年度の展示で扱ったところ市民らに好評で、19年度も格子戸や障子などの建具を加え、よりリアルに当時の生活空間を再現した。
 茶の間には、円いちゃぶ台とともに白黒テレビとラジオ、柱時計などを置いた。昭和30年代は生活道具が家電製品に切り替わり始めた時期のため、衣食住のテーマに沿って前の時代の道具や家電製品も並べた。
 「衣」のコーナーは、洗濯物をローラーに挟んで水気を絞る洗濯機のそばに、洗濯板とたらいを置いた。「食」は、まきでご飯を炊く羽釜と、ご飯を入れるおひつがそれぞれ電気炊飯器と保温ジャーに変わり、1台で炊飯と保温ができるジャー炊飯器へ移っていく様子を伝えている。
 「住」に関しては、火鉢を囲んで団らんしたり、こたつに入って正月にトランプを楽しんだりする昭和30年代前半の家族の写真と、電気ストーブを並べた。
 同館は「3世代で訪れ、今の便利な暮らしに至るまでの進化を見てもらえれば」とする。2月16日まで(月曜と祝日は休み)。無料。