府立京都スタジアム近くの飲食ブースで使われる紙ストロー。亀岡市に5万6千本が寄贈された(亀岡市安町・市役所)

府立京都スタジアム近くの飲食ブースで使われる紙ストロー。亀岡市に5万6千本が寄贈された(亀岡市安町・市役所)

 京都府亀岡市のJR亀岡駅前で来年1月、府立京都スタジアムが完成するのを前に、京都市南区の企業が26日、紙ストロー5万6千本を市へ寄贈した。スタジアム近くに開設される飲食ブース「かめおかマルシェ」に提供される予定で、環境に優しい「エコスタジアム」を来場者に発信する。

 贈ったのは袋製造販売「ワークアップ」。プラスチックごみによる海洋汚染を食い止めようと、昨年9月から紙ストローの生産販売を開始した。レジ袋有料化などプラごみ削減に力を入れている市に寄贈を申し入れた。同社によると、ストローは長さ21センチ、直径0・6センチで、3カ月で土に分解される。無味無臭で強度と柔軟性を向上させ、機能はプラ製ストローとほとんど変わらない、という。
 市は、駅北口広場で試合の日などに開設されるマルシェに提供する方針。地元店舗の出店するマルシェはリユース食器の使用などプラごみゼロの目標を掲げており、桂川孝裕市長は「環境先進都市を目指す中、有効活用したい。スタジアム来場者にぜひ使ってほしい」と述べた。
 同社の遠藤周一代表取締役は「スタジアムには全国から人が訪れる。海洋汚染の深刻さを知ってもらう機会になれば」と期待していた。