完成した間人地方卸売市場

完成した間人地方卸売市場

新たに整備された間人地方卸売市場。奥の2階部分には競りを見学できるスペースがある(京丹後市丹後町・間人漁港)

新たに整備された間人地方卸売市場。奥の2階部分には競りを見学できるスペースがある(京丹後市丹後町・間人漁港)

 京都府漁業協同組合が新設を進めてきた京丹後市丹後町にある間人漁港の間人地方卸売市場(荷さばき所)がこのほど完成した。新市場は衛生管理型施設で高品質化を目指すといい、来年1月5日に初競りが行われる予定。

 漁港整備の一環で2016年度から建設。事業費は約3億円で、京丹後市が米軍基地再編交付金を活用して約9割を補助した。
 新市場は鉄骨造一部2階建てで、延べ約1120平方メートル。旧施設の約2倍の大きさとなり、水揚げから出荷までの作業効率が高まるという。衛生面から鳥などが入り込まないようにする設備や広い駐車場などを備え、2階には競りを見学できるスペースも設けた。
 また、国や府の補助など事業費約1億5千万円で整備する自動製氷施設や冷蔵庫、冷凍庫、冷海水設備などは本年度中の完成を目指し、来年3月に竣工(しゅんこう)式を実施する。間人漁港については防波堤や護岸、船着き場などを府や市などが14年度までに約28億円かけて整備した。
 府漁協は「広さが2倍となり多くの取り扱いが可能でたくさんの水揚げを望む。より高品質で衛生管理の行き届いた水産物の取り扱いが魚価の向上につながれば」とし、市海業水産課は「これを契機に地域の旅館などでより高鮮度の水産物を提供できるようにしていきたい」と話している。