11月に上海で開かれたマジックの大会で優勝した片山さん(滋賀県草津市)

11月に上海で開かれたマジックの大会で優勝した片山さん(滋賀県草津市)

 11月に上海で開かれた中国最大級のマジックの大会で、滋賀県草津市の片山幸宏さん(28)が初出場で初優勝した。若手が競う部門で国立中国雑技団所属のマジシャンを含む24組の中から栄光をつかんだ。


 「上海国際マジックフェスティバル」のニュータレント部門で、中国のプロマジシャンや韓国、フィンランドからの参加者に交じって日本人では片山さんがただ一人出場した。
 指先の器用さを生かしたマジックが得意な片山さんは、ワイングラスの中のトランプが突然消えたり、カードの色が変わる手品を披露。「シンプルだが、笑顔や体さばきに気を配り、舞台の雰囲気を大切にした」という演技で1位に輝いた。「中国のお客さんにも喜ばれうれしかった」と振り返る。
 片山さんは鳥取大奇術部でマジックを学び、現在は水道管設計の仕事の傍ら、ほぼ毎日3、4時間を練習にあてる。昨年は奇術界のオリンピックといわれる「FISMマジック世界大会」で部門3位になり、今年は国内外の約80のイベントに参加した。来年1月には米ラスベガスのショーに出演するなど活躍の場を広げており「自分にしか出せない雰囲気のあるマジシャンになりたい」と意気込む。