阪急西山天王山駅近くに移転する済生会京都府病院の完成予想図(同病院提供)

阪急西山天王山駅近くに移転する済生会京都府病院の完成予想図(同病院提供)

 阪急西山天王山駅近くの京都府長岡京市下海印寺に移転する済生会京都府病院は、5月に新病院の建設を始める。乙訓地域の中核病院として、救急や周産期、手術などの医療を充実させて地域の医療機関との連携も強化し、2022年秋の開院を目指す。

 計画によると、新病院は、地上7階建てで、延べ床面積が現病院(長岡京市今里)の4割増しとなる約2万3800平方メートル。現在と同じ25診療科で、病床数は現在から12床減の288床とした。敷地内に整備する別棟には、乙訓医師会の事務所や乙訓休日応急診療所が移転する方向で調整を進めている。
 新病院の整備では、救急センターを拡充して患者の受け入れ機能を強化し、隣接する予定の乙訓休日応急診療所では対応が難しい症例にも迅速に対応する。産婦人科と小児科は一体的に整備し、個室を増やす。このほか、患者の負担の少ない内視鏡手術など高度な専門医療や、人間ドックをはじめとした健診業務、災害拠点病院としての機能なども充実させるという。
 建設工事に先立って、同病院は主に農地だった用地約1万4600平方メートルを2019年6月に取得した。これまでに計3回の住民説明会も開催した。
 新病院は、西山天王山駅とは外来診療室のある2階が歩道橋で直結され、現病院より交通の利便性が増す。
 10月に就任した吉田憲正院長は「『出産』から『みとり』まで切れ目なく質の高い医療を関係機関と連携して提供し、地域の発展に貢献したい」と話している。