もろみを力いっぱいかき混ぜて発酵を促す作業にいそしむ蔵人(京丹波町本庄・長老酒造)

もろみを力いっぱいかき混ぜて発酵を促す作業にいそしむ蔵人(京丹波町本庄・長老酒造)

 京都府京丹波町本庄の「長老酒造」で、新酒造りがピークを迎えている。厳しく冷え込む中、蔵人たちが身を震わせながら、芳醇(ほうじゅん)な香りがする酒蔵で作業にいそしんでいる。
 同社は1903年創業で、地元に根ざした日本酒を作ってきた。手作業で行われる仕込みは11月中旬から始まり、2月いっぱいまで続く。
 酒蔵内の温室「室(むろ)」で蒸した米をならし、こうじをふりかけて48時間寝かせて米こうじを作る。タンク内で水と蒸した米と合わせ、できたもろみをかき混ぜながら約1カ月発酵させて絞り、香りのよい日本酒に仕上げる。
 社長で杜氏(とうじ)でもある寺井渉さん(50)は「今年は朝晩に冷え込むため仕込みやすい。まろやかな味に仕上がる」と期待している。