劇場正面に掲げた看板の前で高田さん(中央)と記念撮影する学生たち=京都市東山区・南座

劇場正面に掲げた看板の前で高田さん(中央)と記念撮影する学生たち=京都市東山区・南座

 南座(京都市東山区)で元日に開幕する松竹新喜劇新春公演の看板を、京都造形芸術大(左京区)の学生たちが制作し、27日、劇場玄関に掲げた。
 南座では公演ごとに1階正面に舞台を宣伝する横長の「一文字看板」(縦1・5メートル、横10・3メートル)を掲げる。近年、看板作りの担い手が減少しているのを受け、技術の継承を目的に同大学と連携。昨年から授業の一環として学生たちが制作を行い、これまでに3公演で劇場を彩ってきた。
 完成した看板は濃い黄色の下地に「初笑い 松竹新喜劇」の赤い文字が躍り、市松模様や松竹梅、干支(えと)のねずみなど正月らしい意匠をあしらった。参加した諸優衣香さん(18)は「和風の建物に似合うように心がけた。多くの人に隅々まで見てほしい」と満足そうに話した。
 看板を見た新喜劇の最長老、高田次郎さん(88)は「文句の付けようのないおめでたいデザイン」と太鼓判を押し、「公演も大成功するよう頑張りたい」とお礼を述べた。公演は元日から8日まで。