「地域居酒屋」で、談笑しながら交流を深める参加者たち(草津市駒井沢町)

「地域居酒屋」で、談笑しながら交流を深める参加者たち(草津市駒井沢町)

 滋賀県草津市駒井沢町のNPO法人「宅老所 心」が古民家で営む「地域居酒屋」が、オープンから5年が過ぎた。地域住民が親睦を深めるのに一役買っており、毎回ほぼ満席となる人気ぶりだ。「地域ボランティアに参加するきっかけになった」と話す「常連客」もいる。

 同法人は、高齢者介護施設を運営する傍ら、村田美穂子理事長の生家の古民家(築140年以上)を借りて14年秋に地域居酒屋を開設した。中瀬隆泰事務局長(48)は「仕事がある人も夜は集まりやすい。交流を深める手段としてお酒は有効」と狙いを語る。
 第1、3金曜日の午後6時~8時に開き、参加費千円。法人職員2、3人が毎回違うメニューを手作りで7品ほど提供し、酒は参加者が持ち込む。約30平方メートルの室内に3卓のテーブルを並べ、常連を中心に毎回12、13人が訪れる。
 6日夜には60~80代の男性9人、女性3人が集まり、ポテトサラダやおでん、春巻きなどと日本酒やビールを楽しみ、地域の話題や身の上話で盛り上がった。常連の男性(76)は「お酒で皆多弁になる。ここでの話題がきっかけで、スクールガードのボランティアを始めた」と話す。
 中瀬さんは「住民同士のつながりが深まり、地域活動がさらに盛んになる後押しとなればうれしい。ここ1、2年で女性の常連客が増えた。今後は若い世代にも来てもらいたい」と意気込む。
 前日までに予約が必要。