今年も終わってしまう。今年は映画『愛がなんだ』の主題歌の制作からはじまり、年末のリキッドルーム(東京)でのワンマンライブまで、本当にあっという間だった。

 初めてのイギリスツアー、2度の韓国でのライブや台湾での映画祭、フジロックやライジングサンロックフェスティバル。そしてなにより忘れられないのが、くるりが主催する京都音楽博博覧会とボロフェスタでの大トリのステージだ。

 京都という自分たちにとってとても大事な場所から離れることを決めたタイミングで、夢のような二つの舞台に立てたことをとても誇らしく思うし、どこかで勝手に、背中を押してくれているような、送り出してくれているような気持ちになった。梅小路公園の景色もKBSホールのステンドガラスの灯りもずっと忘れられないものだ。

 もちろんうれしいことばかりだったわけではない。7月のあの事件のこと、大好きなダニエル・ジョンストンの訃報、悲しいニュースは毎朝やってくる。隣の国の友達のことを想って胸が痛くなるニュースを見たり聞いたりすることもたくさんあった。少しでもやさしくなれるように、そんな風に曲を書くし、そんな風に歩いていきたいのだ。(Web限定)