無病息災を願い、おけら火を火縄に移す参拝者たち(31日午後7時16分、京都市東山区・八坂神社)

無病息災を願い、おけら火を火縄に移す参拝者たち(31日午後7時16分、京都市東山区・八坂神社)

 新年の幸せを願う「おけら詣[まい]り」が31日夜、京都市東山区の八坂神社であった。冷え込みの中、多くの参拝者が訪れ、かがり火を縄に移して持ち帰った。


 午後7時ごろ、神職が境内3カ所の灯籠に火を移すと、願い事が書かれた「おけら木」がパチパチと音を立てて炎を上げた。参拝者らは縄を差し出して火をともし、消えないようにくるくると回していた。
 家族5人で毎年訪れているという右京区の男性(40)は「来年も仕事に負けず、いい年にしたい」と話し、娘(13)も「勉強も運動ももっと努力したい」と願った。国内外の観光客も多く、火縄を手にした姿を写真や動画に収めていた。
 おけら詣りは薬草の「おけら」を燃やして邪気を払う行事。持ち帰った火で雑煮を炊くと、1年の無病息災がかなうとされる。