華麗な足技で鞠を蹴り上げる保存会員たち(4日午後2時18分、京都市左京区・下鴨神社)

華麗な足技で鞠を蹴り上げる保存会員たち(4日午後2時18分、京都市左京区・下鴨神社)

 新春の恒例行事「蹴鞠(けまり)初め」が4日、京都市左京区の下鴨神社で行われた。色鮮やかな装束をまとった「鞠足(まりあし)」と呼ばれる男女が優雅に鞠を蹴り、参拝者を魅了した。

 蹴鞠は、飛鳥時代に日本に伝わり、平安時代、貴族に広まった。王朝文化を伝える神事として、蹴鞠(しゅうきく)保存会が毎年奉納している。

 境内には青竹を四隅に立てた15メートル四方の「鞠庭」が設けられ、マツの枝に挟んだ鞠が神前から移された。輪になった鞠足8人が「アリ」「ヤア」「オウ」の掛け声とともに、右足で鞠を蹴り合った。境内には多くの観客が集まり、鞠足の技を撮影し、歓声を上げていた。

 皇太子時代の天皇陛下と蹴鞠をしたことがある保存会の上田恒弘理事長(73)は「令和最初の蹴鞠がいい天気で良かった。令和の時代が、今日のように穏やかであってほしい」と話していた。