年間約7万人が訪れる笠置キャンプ場。近年は冬場のキャンプも人気で、一年を通してにぎわう(笠置町笠置)

年間約7万人が訪れる笠置キャンプ場。近年は冬場のキャンプも人気で、一年を通してにぎわう(笠置町笠置)

 京都府笠置町笠置の木津川河川敷にある笠置キャンプ場で物販やイベントを行えるようにする「河川空間のオープン化」を目指し、町や府、国土交通省淀川河川事務所、地元事業者などが笠置町木津川河川空間活用協議会を立ち上げた。現在、社会実験を行う事業者を募集している。キャンプ人気の高まりで年間約7万人が訪れる同キャンプ場の集客力を、地域の活性化に生かす考えだ。

 笠置キャンプ場は町が国交省から占用許可を受け、一般社団法人「観光笠置」に管理運営を委託している。河川法によって河川空間での営利事業はできなかったが、2011年に地域のにぎわい創出などを目的に規則が緩和された。一定の枠組みの中で民間事業者による営利事業が認められるようになり、全国各地でリバークルーズやオープンカフェ開設といった事業が展開されている。
 町などが立ち上げた協議会も、キャンプ場利用者へのサービスを高めるとともに、新たな観光客の呼び込みを目指す。地元ならではの食事やバーベキュー用品の販売といった飲食サービス、木津川を使ったスポーツや釣りの体験、花火大会の有料観覧席設置、アウトドアイベントの開催などを想定する。
 指定管理者制度を導入して民間事業者を呼び込む計画で、町内事業者との連携や町への貢献を考えた体制づくりを前提とする。地元事業者にも出店してもらったり、収益の一部を町に還元してキャンプ場の施設整備に充てたりしたいという。
 20年夏ごろまで随時、事業者を募集して社会実験を行う予定。結果を踏まえて国にオープン化を要望し、同10月からの事業開始を思い描く。同協議会は「河川空間を活用して、さらなるにぎわいづくりと町の活性化を図りたい」とする。問い合わせは協議会事務局の町商工観光課0743(95)2301。