資生堂の高島由香(2019年11月24日、宮城県多賀城市)

資生堂の高島由香(2019年11月24日、宮城県多賀城市)

 令和初となる皇后杯第38回全国都道府県対抗女子駅伝が12日、京都市内で開催される。47チームには今夏の東京五輪を見据える有力選手や期待の若手がエントリーした。チームの意気込みや特徴を紹介する。(=全6回)

■中国・四国

 名ランナーを輩出してきた岡山は地元実業団の天満屋、高校駅伝4位の興譲館など強豪チームの選手がそろった。20歳の三宅紗蘭(天満屋)は全日本実業団駅伝5区で区間賞を獲得。1万メートルなどでも自己ベストを更新して勢いに乗る。中学時代に岡山の初優勝に貢献した明石伊央(ルートインホテルズ)、倉敷高勢も力がある。監督はシドニー五輪マラソン代表の山口衛里さんが8年ぶりに復帰。「昨年までコーチだったので違和感はない。8位入賞が目標」とレースを見据える。
 前回15位の広島は、ふるさと出場の田村紀薫(日立)とスピードのある江口美咲(エディオン)が柱を担う。昨夏の全国中学校体育大会800メートルを制した山本悠理(大和中)は期待の星。実業団のダイソーで指揮を執る岩本真弥監督は「なんとか1区でいい流れを作って中高生につないでほしい」と10位台を目標に掲げる。
 愛媛は全日本実業団駅伝優勝の日本郵政グループから宇都宮恵理、同3位のパナソニックから中村優希がエントリー。ともに実業団駅伝ではアンカーを任されて好走した。全日本大学駅伝4位の松山大勢も加わり社会人と学生の層が厚い。
 山口は前回34位からの躍進を狙う。リオデジャネイロ五輪1万メートル代表の高島由香(資生堂)が主将としてチームを引っ張る。実業団経験を持つ藤田友里恵(萩市陸協)や伸び盛りの西京高勢が脇を固める。徳島はリオ五輪マラソン代表の伊藤舞(大塚製薬、京都橘高-京産大出)が2年ぶりに名を連ね、北海道マラソン2位の岡田唯(大塚製薬)も期待を背負う。初指揮の栗林美津枝監督は高校生の時にアンカーを走るなど選手として第1回から出場。「駅伝に恩返しできれば」と意気込む。
 鳥取は主将の盛山鈴奈(京セラ)や成長著しい真也加ジェルーシャ有里(鳥取中央育英高)の力走に注目。香川は実業団の今治造船や高松工芸高を中心に総合力が増した。前回28位の高知は2年連続アンカーを務めた松田杏奈(京セラ)へ粘り強くつなぎたい。島根は23歳の黒田純菜(TOTO)を軸に前回最下位からの脱出を目指す。