MGCに出場した京都の一山。今年は主将を担い王座奪還を目指す(2019年9月、東京・明治神宮外苑)

MGCに出場した京都の一山。今年は主将を担い王座奪還を目指す(2019年9月、東京・明治神宮外苑)

 令和初となる皇后杯第38回全国都道府県対抗女子駅伝が12日、京都市内で開催される。47チームには今夏の東京五輪を見据える有力選手や期待の若手がエントリーした。チームの意気込みや特徴を紹介する。(=全6回)

■近畿

 京都は、主将の一山麻緒と京都から初出場の安藤友香(ともにワコール)の「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」経験者2人を擁する充実の戦力で3大会ぶりの頂点を見据える。高校生も全国高校総体3000メートル5位入賞の村松灯(立命館宇治高)ら3000メートルの自己ベスト9分9秒台が3人とトップ級の選手がそろった。沢井宏次監督は「アンカーは力のある実業団選手がいる。前半で流れをつくって中盤でいい位置にいけるか」とポイントを語る。
 兵庫は各年代に穴のない布陣を敷いた。世界選手権5000メートル代表の同大2年、田中希実(豊田自動織機TC)は今年も1区起用が濃厚で、「先手必勝。前回(4位)より一つでも上に行きたい」と浜本憲秀監督。全日本実業団駅伝で優勝に貢献した日本郵政グループの大西ひかりや、全国高校駅伝6位の須磨学園高勢も力があり、2年ぶりの王座奪還に挑む。
 大阪は東京五輪マラソン代表の前田穂南(天満屋)が大黒柱だ。世界選手権マラソン代表の中野円花(ノーリツ)や大森菜月(ダイハツ、立命大出)が状態を上げられるか。大阪薫英女学院高からは4人が名を連ね、14位だった全国高校駅伝の雪辱を誓う。前田はアンカーの9区予定で、今回から指揮する安田功監督は「目標は入賞以上。アンカーの前田に見せ場をつくりたい」と話す。
 和歌山は前回23位からの飛躍を狙う。全国高校駅伝で1区区間2位と好走した小倉稜央(和歌山北高)を1区、日本学生対校選手権1500メートル優勝の橋本奈津(京産大)を2区に予定。古谷直城監督は「前半で流れに乗りたい」と見据える。
 滋賀は13人のうち9人が前回と同じ顔ぶれ。社会人1年目の棚池穂乃香(大塚製薬、草津東高-京産大出)や、比叡山高のエース北川星瑠らが経験を生かしたい。全員が初選出となった中学生の踏ん張りも鍵になる。吉居克広監督は「過去最高の12位に近づきたい」と意気込む。
 奈良は前回1区区間15位の上田雪菜(筑波大)を2年連続で1区に起用し、流れを託す。村元雅弘監督は「2区以降でどれだけ粘れるか」といい、ナンバーカードと同じ29位を目指す。